都市力と風土力

建築からの文化論を主に、時事評論を加える。

街と人と孤独

コロナで会食がないことが「禁断症状」のようになっているようだ。

人は街に出ることが必要だ。

街に出てどこかで休んで、パソコンやスマホをするのもいい。

友人と待ち合わせて、お茶をするのも飯を食うのも酒を飲むのもいい。

しかしもっといいのは、ある特定の場所に行けば、必ず誰か知り合いに会えるということだ。

店の主人でも店員でも常連客でもいい。そこに行けば知り合いがいて、挨拶したり、ニコッとしたり、冗談を言ったり、議論をしたりするのがいい。

街と人とが結びついていることが重要だ。チェーン店にはそれがない。料理屋でも、珈琲店でも、スナックでも、クラブでも、八百屋でも、小さなオーナー店でなければだめだ。そういった場所での触れ合いは日本の文化だった。

街と人との結びつきがなくなって、人は孤独になり、精神の病が増え、日本の国力は低下した。

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素晴らしい眺め

人生にはいろいろと問題が起きる。

そしてほとんどは解決しない。

解決しないまま積み重なっていく。

乱雑に山のように積み重なっていく。

まずその重さに潰されないように耐えること。

そして少しづつ上の方に登っていくこと

山の上に出ると、素晴らしい眺めがまっているかもしれない。

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