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都市力と風土力

建築からの文化論を主に、時事評論を加える。

「法律+習慣+人情」=日本

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天皇の生前退位は、現行法体系に大きく関わることかもしれない。しかし国民は好意的に受け止めている。

一方、安倍首相周辺は総裁任期を延ばそうとしている。こちらは自民党の問題だが、日本の将来に大きな影響があるかもしれない。しかしそれほどの政治問題になっていない。

どうも日本人は法律(ルール)に厳格とは言いにくい。そもそも憲法9条と自衛隊は矛盾すると思っている人が多いのだが、そのどちらも否定しない。

とはいえ、日本は法治国家である。

近隣国と比べてもそう思う。人々は法を守り、統治しやすい国民とも言われる。

これはどういうことか。

行動としては順法的だが、論理的に厳格ではない。習慣と情実が支配する。一時期の革新勢力は論理的であったが、農村は習慣を抜け出さなかった。日本の保守政治は習慣の政治だ。人質を取ってたてこもる犯人には、母親が呼び出されて情に訴える。人情は日本警察が治安を維持する最大の武器だ。

つまり「法律+習慣+人情」が、三種の神器のように、日本社会を支配している。