レストランに入って隣の席が近いと、話し声が耳に着く。夢中になって大声で喋る迷惑な人たちもいる。
一方、仕事の打合せなどでコーヒー店にはいっても、周りがシーンとして話ができる雰囲気ではない。図書館に入ったのかと勘違いする。
かつて、喫茶店でよく打ち合わせしていた身としてはどこで話そうかということになる。逆にレストランでは比較的静かにする習慣なのでどうも話しにくい。
マナーが変わったのである。
なぜだろう。
やはり、パソコン、スマホ、ネットコミュニケーション現象であるようだ。
コーヒー店ではほとんどの客がパソコンかスマホをいじっているから、静かなのは当たり前だ。逆に、いつもネットでコミュニケーションしているので、直接会話の目的が、意思の疎通よりも運動不足解消に重点が置かれ、大きな声で話さないとその目的が果たせないのだ。場合によっては複数で一挙に話して、誰も相手の話を聞いていないこともある。
パソコンとスマホは、レストランとコーヒー店のマナーまで変えてしまったようだ。