都市力と風土力

建築からの文化論を主に、時事評論を加える。

本は後ろから読め

時々、本を後ろから読む。

やってみた人間でないと分からないが、それも一つの読書なのだ。

パラパラと後ろからページをめくる。精読はできないから、スピードが早い。しかも不思議にその本に書いてあることの構造が理解できる。そして重要なところだけ、しっかり読む。評論だけではなく、小説でもできないわけではない。

活字は一次元的に並んでいるが、ページをめくるのは自由だから、斜め読みでも、後ろ読みでも、跳ばし読みでも、いろんな読み方をしていい。そこがラジオやテレビと違うところなのだ。

後ろから読むのは、特に書店で立ち読みするときに有効だ。