都市力と風土力

建築からの文化論を主に、時事評論を加える。

マクロン・資本の矛盾から国家の矛盾へ

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カロンは甘い味がするが、マクロンはどうか。

政治信条と若さの点で、トランプ現象とは逆のようだが、どちらも女性候補と、右派候補が、国を二分する戦いを演じたことでは共通している。

女性と右派の進出。それは何を意味するのか。

たしかなことは、かつての保守(右派)vs革新(左派)という構図が崩れ去ったことだろう。その構図は資本主義の矛盾から生まれたものだと思うが、人々は今それ以上に、国家そのものの矛盾に直面しているのだ。

いずれにしろ、今後マカロンを食べるたびに、彼の顔を想い起こすことになりそうだ。