長い間やってきたが
教育の要諦は「人生を楽しめ」ということに尽きるような気がする。
なぜなら
どうせ哀しいことに多く出会うのだから。
その意味で、フーテンの寅さんは教育的だ。
そういえば朝ドラの「ひよっこ」も、寅さんに似て、いい人ばかりが登場する。
悪い人、嫌な人、意地悪な人は、まったくいない。
違うのは、寅さんのような「漂白の哀しみ」がなく、万事ハッピーに収まることだ。
こういうドラマが好まれるのは、ニュースに嫌なことがありすぎることのバランスだろう。
チャップリンは、「哀しみ」の量がもっと多かった。
人種的思想的偏見の中を生きたからだろう。
これらがすべて教育的であるかどうかは、よく分からない。