都市力と風土力

建築からの文化論を主に、時事評論を加える。

チャップリンと漱石

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子供のころ、親に連れられてチャップリンの映画を観た。

なぜかそれほど楽しめなかったことを覚えている。

大人になって、その良さがしみじみと分かる。

漱石の作品では『坊っちゃん』と『吾輩は猫である』がそうだった。

文科省は、そのタイトルと仕立てから、この二作を子供に進める傾向があるが、実はもっとも大人向きの作品であるような気がする。