2017-10-02 チャップリンと漱石 子供のころ、親に連れられてチャップリンの映画を観た。 なぜかそれほど楽しめなかったことを覚えている。 大人になって、その良さがしみじみと分かる。 漱石の作品では『坊っちゃん』と『吾輩は猫である』がそうだった。 文科省は、そのタイトルと仕立てから、この二作を子供に進める傾向があるが、実はもっとも大人向きの作品であるような気がする。