「カメラを止めるな」という話題の映画を観た。
わずかな経費と短期間で作成したマニア向けの映画が大ヒットして大変な興行収益になっている。
映画に一家言ある人にはたしかにオススメだ。しかし子供づれや気の弱い人にはどうだろうか。
あまり話すと「ネタバレ」になってしまうが、虚構と現実の境目が巧みに「構成」されているところがポイントだ。
そしてこれが盗作だとクレームがついている。少なくとも肝心の「構成」が、ある舞台劇から来ているという。
これは法的にしっかりと結論を出して欲しい。日本では著作権問題が曖昧に処理されるケースが多く、忖度社会とも関係しているからだ。今度の成り行きも興味深い。
いわゆる「劇中劇」の映画だが、さらに場外での問題が話題になって「劇外劇」の要素も加わるとなると、不思議な面白さがある。