引退を宣言した安室奈美恵のインタビュー番組があった。
何気なく見ていたのだが、引き込まれた。
彼女の語りにである。
内容がとてもしっかりしている。
言葉もよく選ばれている。
当然かもしれないが、声も表情もきれいだ。
敷かれたレールの上を走っていた・・・何をやっていいか分からなくなった・・・作曲をやってもみたけどダメだった・・・今は声が出なくなりつつある・・・など赤裸々に語っている。
そのころは仕事ばかりで、安室奈美恵と小室哲也の音楽に馴染む時間がなく、人生でスポッと欠落していたのだが、彼女は歌と踊りが抜群にうまいという印象であった。
今回は「言葉」によって、彼女の人間性に触れて感動したのだ。
しかもひどい人見知りで、インタビューは受けず、ステージでも語りは入れなかったのだという。だからこそ言葉に重みがあるのかもしれない。
本を書いてみたらどうだろうか。