都市力と風土力

建築からの文化論を主に、時事評論を加える。

安室奈美恵の言葉の重み

f:id:wakashige:20170507202212j:plain引退を宣言した安室奈美恵のインタビュー番組があった。

何気なく見ていたのだが、引き込まれた。

彼女の語りにである。

内容がとてもしっかりしている。

言葉もよく選ばれている。

当然かもしれないが、声も表情もきれいだ。

敷かれたレールの上を走っていた・・・何をやっていいか分からなくなった・・・作曲をやってもみたけどダメだった・・・今は声が出なくなりつつある・・・など赤裸々に語っている。

そのころは仕事ばかりで、安室奈美恵と小室哲也の音楽に馴染む時間がなく、人生でスポッと欠落していたのだが、彼女は歌と踊りが抜群にうまいという印象であった。

今回は「言葉」によって、彼女の人間性に触れて感動したのだ。

しかもひどい人見知りで、インタビューは受けず、ステージでも語りは入れなかったのだという。だからこそ言葉に重みがあるのかもしれない。

本を書いてみたらどうだろうか。