唖然とするニュースというのが、時々ある。
ボクシング連盟の会長だ。何か驚くべきことをしたというより、その人間像だ。
アメフトの監督の違反タックル指示もそれに近い。
レスリングの監督のパワハラは少し近い。アマチュアスポーツは本来、クリーンさが信条である。プロスポーツは金が絡む。しかし金が絡むからこそ、その勝敗に厳しく、運営の原則も厳しくなるのかもしれない。
何々協会という公的組織は、官僚組織と同様、利益を上げる必要がない組織だからこそクリーンであるべきなのだが、逆に、役員の選任が曖昧になり、党派的な政治力が働いて、力の強いボスが生まれ、様々な忖度が働いて、不合理な権力がはびこることになる。
時代劇の悪代官や、西部劇の町の顔役、暗黒街の親分などに、そんな唖然とする人物を見ることがよくあった。どんな組織にも「刷新」というものが必要なのだろう。