都市力と風土力

建築からの文化論を主に、時事評論を加える。

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

グレートレース・報酬も賞賛もない命がけの挑戦

グレートレースという番組がある。 酷寒の北極圏、酷暑の砂漠、険しい山、深い森、激しい川、厳しい自然の中を数百キロ、数日間、命がけで走り抜く。自転車も、カヌーもあれば、時にはパラグライダーも登場する。参加者の多くは途中脱落し、ゴールにたどり着…

ビートたけし・軍団・森社長の文化論

オフィス北野の内紛が報じられた。 芸能界に詳しいわけではないが、よくあるタレントと事務所の問題とは一味違うような気がした。たけしと軍団は一体で、森社長が敵という構図だが、僕は文化論的に三つどもえだと思う。 たけしという人が、多くの分野で図抜…

思う、考える、話す、書く、動く

思うことを書くには考える必要がある。 僕は昔から文章を書いてきたので、けっこう考える。 しかし話すとなると、あまり考えずにその場の調子に乗ってしまう。また軽はずみな行動をとって後悔することも多い。つまりおっちょこちょいなのだ。だが、世の中を…

大きな枠組みと身近な好奇心

どっちだ テレビのBSは、国際的なニュースが多く、シリア爆撃、米朝会談、日米首脳会談などの話題を伝えている。発言も、専門家の突っ込んだ内容が多い。 一方地上波は、財務次官(官僚トップともいえる)や県知事のセクハラ辞任問題でもちきり。専門家とは…

自衛隊の日報問題からシビリアンコントロールについて

thepage.jp シビリアンコントロールについて、ものづくり技術の現場および教育の現場と、中枢管理部門との乖離と断絶を、軸に書いた。

毒ガス・ミサイル・ピンポイント

毒ガスを使ったらしいアサド政権に対して、米、英、仏軍はミサイル攻撃を展開した。 毒ガスは悪い。しかしミサイルも悪い。 しかし毒ガスはもっと悪い。 どうやらそうらしい。 アメリカにいるとき、戦争の議論となり、アメリカ人が、日本刀は残酷だがピスト…

鳩山一郎邸についてー戦前から戦後の政治史の舞台

thepage.jp 「鳩山一郎邸」について書いた。 戦前から戦後の政治史の舞台となったことを感じる。 鳩山の「音羽」 吉田茂の「大磯」 田中角栄の「目白」 政治家の自邸が政治の舞台となるのは、大物の証拠だ。 彼らはみな、収監、逮捕、追放の憂き目にあってい…