本日、街を歩いたら、どこにでも警察官が立っていた。ものものしい警備である。
ちょうどトランプ大統領来日の折、「THE・PAGE」に、マッカーサーの本拠地となった建築について書いた。アメリカの力、特に軍事的な放射力は、未だに日本を縛り付けている。
本日、街を歩いたら、どこにでも警察官が立っていた。ものものしい警備である。
ちょうどトランプ大統領来日の折、「THE・PAGE」に、マッカーサーの本拠地となった建築について書いた。アメリカの力、特に軍事的な放射力は、未だに日本を縛り付けている。
イバンカ氏の来日は、どういうニュースなのだろうか。
ふと、そう思った。
政治家の来日なのか、お嬢さんの来日なのか。
補佐官だから政治家なのだろうが、まったくそういう感じではないような気もする。珍しい現象だ。
前に、オバマ大統領の国務長官になったヒラリー・クリントン氏が、最初の訪問国として来日したときは、米国の外交責任者として、日米関係の重要性(コーナー・ストーンという建築的なフレーズを使ったのでよく覚えている)を強調した。
今回はそれほど正式な外交感覚ではない。
しかし意外に、彼女の待遇と印象が、政治マターとして大きな意味を持つかもしれない。そういう感覚を、日本政府もマスコミも、抱いているのではないか。それほど、前代未聞の大統領ということだ。
電気自動車ブームである。
ヨーロッパではディーゼルが省エネとされていたが、フォルクスワーゲンのデータ改ざんなどから、電気自動車への機運が高まり、アメリカやアジアへも波及しつつある。日本でも大きな話題になっている。
もちろん、ガソリン車と違って排ガスを出さないので「環境にやさしい」というのが最大の売りだ。問題はチャージに時間がかかるのと、連続走行距離だとされている。
しかし不思議だと思うのは、マスコミの報道で、発電段階で炭酸ガスを出すことがまったく語られないことである。
スタンドの電気は発電所によって生まれるのであり、原子力、火力、水力、太陽光、風力などがあるが、色々な理由から総合的には火力が主で、大量の炭酸ガスが発生する。それが地球温暖化、異常気象の原因となっていることは、ほぼ世界の科学者が認めるところなのだから、人類は全体的な電力消費を抑える必要があるのだ。
テレビや新聞は、なぜ、電気自動車と発電と炭酸ガスと異常気象の関係を報道しないのだろうか。理系の人間としては首をかしげざるを得ない。
https://thepage.jp/detail/20171023-00000013-wordleaf
安倍解散・小池劇場・枝野旋風
この選挙結果について「ネット社会」「個室の大衆」「集団志向」の観点から書きました。
ネット時代の政治に関して「THE・PAGE」に書いた記事の「個室の大衆」という言葉は、評判がいいようだ。
テレビ時代の民意の参加者は「茶の間の大衆」であり、出演者に引っ張られる受動的な存在で、その出演者は放送の公共性から、進歩、国際、公平、人権といった「タテマエの民意」を崩せないが、ネット時代の民意の参加者「個室の大衆」は、個室という私的な空間にいて自らキーボードを叩くだけに、能動的であり、所属する集団の利益に沿った「ホンネの民意」となりやすい。
またテレビ以前の民意の参加者を「広場の大衆=群衆」としたが、広場、茶の間、個室という建築的な空間性と、民意に基づく政治性との関係は、建築からの文化論を書いてきた僕にとって、一つの興味深いテーマである。